「いまを生きる」勇気

三児の母。不登校児を連れて宮古島へ旅に出たり、大きなイベントを企画したり。その度に自分の弱さをみつける。そんな私の「成長しない」日々を綴る。

不登校児、その後

どれくらい、更新してないのだろう…

 

個人的にスリリングな人生を送っているが、公開できるような話でもない笑

 

っつうワケで、なかなかおもしろい話題を提供してくれる次男について。

 

【簡単に彼の不登校経歴】

小学1年夏:不登校開始

小学2年夏:母子宮古島旅行(ほぼ40日間)

小学3年:年中不登校(知能検査&受給者証発行)

小学4年:いまここ

 

おかげさまで現在週4日くらいで、登校している。

 

この不登校からの脱出には、たくさんの人からの力を借りている、ナウ。私自身、脱出を求めてたか?と聞かれると…「毎日、家にいる生活から脱出してほしい」が本音で、それがフリースクールでも放課後等デイサービスでも、よかった。正直、それが学校になるとは思ってなくて。

 

次男が学校に行くようになったのは、ほんと、地域力の賜物で、私の努力は1ミリもない。

 

コトの始まりは、次男の同級生母が家に引きこもっているわが子を外に連れ出してくれたこと。私と面識のないお母さんが気にかけてくれて、毎日のように公園や近所の施設に連れ出してくれた。そのおかげで、外に出るようになり、登校にも近づいた。放課後学校に遊びに行くこともでき、その後スムーズに登校。

 

ただ問題発生。午前中登校ができるようになったものの、送り迎えを保護者がしないといけない。私は仕事…。で、お世話になったのがCSW(コミュニティソーシャルワーカー)さん&社会福祉協議会&地域の方、がチームを組んでくださり助けてくれている。

 

他人と関わる時間が少なかった次男に、一気にたくさんの人が関わってくれている。

 

『息子の不登校』すごく困っていたことではなかったハズだったけど、やっぱり助けてもらって、初めて思う。

 

まじ、ありがたい!

 

私みたいに見栄っぱりで意固地でも、助けてもらえたら、素直に嬉しい😊

 

次男はいま、支援級でマイペースに登校してる。毎日、給食を食べるか食べないで帰るか、自分で決めてる。

 

これから、何があるかわからない。でも、困ったら「助けて〜!」って言お。みんな、すごく優しいんだもん。

 

ありがとう

ありがとう

ありがとう

 

いまは、私、甘えるとき♡

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久しぶりに熱くblogを綴りたくなった❷〜しまね留学〜

久しぶりに熱くblogを綴りたくなった❶〜しまね留学〜 - 「いまを生きる」勇気

からの、つづき

 

いや、どうしてもうまく説明ができる自信がないっす。

なぜかというと、理屈ではない熱い想いを感じたから。

 

「しまね留学」合同説明会の前に、島根県の担当職員さん、高校の教育コーデネーターさん、名古屋市の教育関係者の方と熱く議論を交わしまして、その段階から、

“やばい、島根”

と思ったのですが、一方で

“いやいや、一部の人間だけじゃ、教育はなんともならんし”

とも感じていました。そして、説明会に突入。

高校3つ、小中学校1つが説明会に来ていました。最初のくだりで、県の担当職員さんが、

「10月を一般的に神無月と言いますが、島根では全国の神様が出雲に集まるので、神在月(かみありづき)と言います。ここ島根県は、神様だけでなく、子どもたちも集まる県なのです。」

 

と。お、大きく出たな、と思ったところで、各学校の紹介を各担当者が手短にしてくれるのですが、毎年東京や大阪で開催されていることもあり、かなりプレゼン慣れしている印象です。ただ、それが、すごく良かった!映像と特徴と想いを凝縮して伝えてくれるので、どこも学校説明も聞きたくなりました。

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で、学校の特徴は色々ありますよ。

人数が多いから部活が活発、逆に少ないから複数の活動でいろんな体験ができる、1人の生徒につき地元の方ひと家族が里親になってくれる、快適な寮生活(新築の建物、バス・トイレ・ロフト付個室あり)、19校の県立にほぼ寮がある、県立だから授業料無料、寮費は3〜4万円/月ほど、全国レベルの部活がある、世界で1つしかない部活(ヒトツナギ部)がある。3食有機野菜・無農薬米、20人学級に複数担任+教育コーディネーター、昨日は川で釣りの授業、公設の塾で受験勉強をフォロー、生徒が主体の授業、望めばいくらでも活動を広げる・深めるチャンスがある…などなど。はー、もう、いいですか、このへんで。息切れしてきました。

 

でね。ずーっと、考えていたんですよ。なんで、島根が県をあげて、ここまで教育に力・お金・情熱を注いでいるのかって。

 

だって、ね。日本全国、素晴らしい教育をしている学校はたくさんあるはず。でも、ね、難しいんです。大規模で教育の底上げをするのは。いや、もちろん、島根県が過疎化の激しい中山間地域であって人口減少に歯止めをかけたいってことには間違いないんですよ。

 

でもね、教育ってね、思った以上にお金も時間も手間もかかる、って思います。いや、かけるものだと思いますし。そして、その成果は、早くて一年、遅くて10年、20年とかけて現れる…そーいうものだと思うんです。しかも、“子どもを預かる”ということは、“命を預かる”といこと。途中、大変だから辞めるわ、っていうわけにはいかないんですよ。

 

よその子を養子として迎え入れ育てる、と考えてみてください。いつか本当の親子のようになれる、そう思いながら根気よく付き合っていくんです。そんな気持ちで、いろんな土地のいろんな環境で育った子どもを預かるんです。聞き分けのいい子ばかりではありません。成長の過程で、もしくは今までの環境の中で深く傷を負って、他人との関係を築くのが難しい子もきっと、少なくはないでしょう。そういう子たちと向き合うのです。しかも、手間暇かけて育てた子たちは、その土地に根付くとは限らないんですよ。

 

あー、熱くなり過ぎた!

 

そういうわけで、県をあげて、教育に力を注ぐにはハイリスクローリターンなんじゃないかと思うわけです。

 

なのに、この手厚い環境。もうね、尊敬しかありません。大人の覚悟を見た気がしたんです。正直、この「しまね留学」自体は、始まってからそんなに年数は経ってないと思います。子どもを教育する上で、大事なことは「積み重ね」かもしれませんが、もっと大事なことは「大人のあり方」だと思うんです。

 

で、私。島根の覚悟、しっかり感じました。

 

じゃ、なんで、島根がそれをやってのけたか?もしかして、長久手のあの人から始まっているんじゃないか?そんな考察を次回に!

 

つづく

 

 

久しぶりに熱くblogを綴りたくなった❶〜しまね留学〜

6/18(日)、名古屋駅で「しまね留学」の説明会に参加しました。

 

あー!!!

 

魅力的だったし、感動した!!!

 

何が?いや、ちゃんと伝わるかな?いや、伝えたい!

 

今までの私は、

 

公教育に諦めを感じてた。

お金を払ってでも、いい教育を探していた。

実際に見つけて、そういう学校に行っている長男がいる。

でも、次男はウチでひきこもり不登校

さて、これからどうする?どうなる?

 

正直なところ、不安より冒険心の方が強い…変態な母は、3人の子どもの行く先が不明なのが、楽しくてしょうがない。寮生活をしている中1長男の進学先は、すでに日本全国に選択肢は広がることが予想される。せっかく、こだわって心ある自由な学校に通っている長男を、大人主導の高校に通わせるにはもったいない。じゃ、高校って、どんなところがある?

 

知ってる地元の高校で、生徒が主体の公立高校は、それはそれは偏差値の高い学校だ。んー、そもそも、365日、一緒に暮らせるのか?とか。いろいろハードルが高い。

 

で、で、で!

やっと出会っちゃいました!いいところに!

 

それが、県をあげて教育に力を注いでいる島根県

「しまね留学」

正直ね、説明会に行くまでは、ナメてましたよ。だって、教育って、2年3年でどうにかなることじゃないでしょ。どっかの塾の付け焼き刃みたいなものかと思って、軽い気持ちで出かけましたよ。

 

説明会の前に、担当者の方とお茶したことから、感動は始まりました!

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左:しまね留学担当者の宇野さん

中:名古屋市の教育者の上井さん

右:津和野高校教育コーディネーターの牛木さん

右右:私

 

何から話したらいいのかな。

とにかく、マジなんだよ。教育に対する気持ちが。そして、賢い!

それが全て。あー、もう少し詳しく説明したい!

 

つづく

 

 

 

 

子育てしない子育て論

久しぶりに小さな子どもを育てるお母さんに、自分の子育てを話した。

 

「いろいろ勉強したし、講座やセミナーに行ったけど、結局、自分の子どもが自分の思い通りに育つ、という思い込みを手放すことだけが、大事だった。」

 

と話していた。12歳、8歳、4歳のまだまだ子育て真っ最中の私だが、今のところの結論。じゃ、その思い込みをどうしたら手放せる?

 

いっぱい、自分に絶望することなんじゃないか…

 

というのが、今もところの方法。仕事で接した子ども、自分の子ども、子どもとしての自分にたくさん向き合ってきた、今のところの結論と方法。

 

自分のために生きるられるほど、人間は強くない…と言ったのは、三島由紀夫だったか…?

 

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執着

昨日、実家の両親と話してから、大きな気づきがあったので、書き残す。

 

私は子どもに対して、【執着】があった。

『こんな子に育って欲しい』

と。なので、とことん執着してみた。長男なんかは、かなり私の望む教育の道を歩んでいる。次男はその理想をぶっ壊してくれたもんだから、かなり落ち込んだし、迷ったし、今でも何がいいのか、わからない。それでも、一緒に旅に出たり、とことん不登校を受けいれてみたり、模索は続く。おかげで、執着を少しづつ手離している。

 

この【執着】はどこから湧いてくるんだろう?

 

ってことが、両親と話していて、ふと理解した。

 

親への執着=子どもへの執着

 

ただシンプルに“愛の確認作業”なんだけど、10代で目立った反抗期(親に迷惑をかけること)がなかった私は30代から今まで反抗期が続いていたような気がする。それを抱えたまま子育てするもんだから、子どもに対しての欲求が抑えられない。自分はすごく寛容な母であるというアピールがひどい(笑)こうすれば、いい子育て、いい母、いい子なんだみたいな理想のおしつけ。

 

未熟な母でいいのに。

 

自分の母にも、理想をおしつけて“そんな子育てしたから、私の苦しみがなくならないんだ”という甘え・・・理不尽だ。で、やっと、そこから解放できた感覚。だいぶ、迷惑をかけてきたし、だいぶ、愛されて生きてきた。それを自覚する。

 

そして、こう思う。

 

親への執着=過去の執着

子どもへの執着=未来の執着

 

それが、すとんって理解できた。私はただ、“幸せ”になりたかった。“幸せ”が何かをわからずに、その“幸せ”に執着していた気がする。で、やっと執着することも気が済んで、手離すことになる。

 

一個ずつ、感謝しながら。

自分を守ってきた【執着】に、ありがとうって言いながら。

 

もう幸せであっても、そうでなくてもいい、って思う。《生きている》それだけで、よかったんだ。

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不登校児の母、稼ぐ!

さてはて、大事なお知らせです。

 

【子どもの不登校】と【母の幸福度】は、なんの関係もありません。

 

というわけで、母の私は『自由に稼ぐこと』を選択します。

 

子育ての悩みは尽きない。教育もなかなか変わらない。育児の正解はないことを頭で理解していても、不正解を探し続けてしまう。保育してたって、トラブルの原因を見つけ、対処したくなる。

 

私たちは、みんな、そう《不安》なんだ。

 

私が不登校の息子を見て、感じていたモヤモヤを追求して行くと、ある時、わかった。

 

“お前だけ、好きなことして生きててズルイ”

 

今でも、チクっとする痛みと共に蘇ってくる。『あ、私、やばいわ。』って、思って退職や旅行を考えた。

 

つまり、子どもの行動は、もしかしたら親の欲求を叶えてくれている可能性があるってこと。だから、親である私が、とっとと自分の欲求を叶えてあげれば、子どもは自分の欲求を叶えるために生きるよってこと。いや、わが子が自分の欲求を叶えてることを、許せるんだ。

 

というわけで、私は自分のために稼ぎます宣言!

長男は私立の自由な学校に通い、次男は公立の学校に行かない。末っ子は保育園に登園中。なんの資格もない、不登校児の親が稼げることって、ある?散々、子どもへの心配に自分の不安を投影してきた私。

 

あなたの投影も見えるよ。ウソ、見えやしない。

 

投影は飽きるまで、した方がいい。飽きたら、次の扉が勝手に開く。それが飽きるまでを付き合うことはできる。頭で考えなくていい。感情をまっすぐ、素直に吐き出すだけ。怖い、怖いって言いながら、自分と向き合うだけ。不安を排除しなくていい。不安は不安のまま、そばにいてくれたらいい。不安を1人ぼっちにしたら、とても大きくなるんだ。でも、とっても大切な感情。幸福感はそこからくるのだと思うし。

 

私を通して、自分を探ってください。何にもない私だから、受け流せる。パイプのように受け流せる。それだけで、あなたは自分を見つけていく。その姿がもう、見える。お金を、エネルギーを、不安を流してみてね。怖い怖いって言いながら。

 

こういうの、なんて言うの?カウンセリング?せっしょん?いや、そんなのどーでもいいわ。 

《対話メール》

1ヶ月メールし放題(メッセンジャーかラインも🆗)

30,000円

shino-bu☆i.softbank.jp

(☆は@に変えて)

 

私はあなた、あなたは私…。

 

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本日、登校…私が。

不登校次男が3年生になって、初めて学校に行った。あ、母の私が。

 

担任の先生に挨拶。中年の男性で、気さくなベテランらしい落ち着きで対応してくださり、安心してわが子の状況をお話しできた。これまでの先生にも、ママ友にも、不登校であることを非難されたことはない。ほとんど付き合いがないから、わからないだけかもしれないけど、気にかけてくれる友人は、みな、一緒に見守ってくれる。ありがたいこと。

 

担任の先生もさっぱりしているけど、温かい。必要なら支えてくれる、必要ないなら見守ってくれる、そんな判断をしている様子が伝わってくる。教科書をもらい帰路に着く。

 

私は子どもの頃、他人と違うことが嫌で“普通”の振る舞いができるように、努めてたな。でも、20代では、“普通”の私が自分を見失っていたから、必死で『私』を取り戻そうとしていた。その反動で、親になってから、公教育が自己肯定感を阻む危険な教育だと、正義を振りかぶって話していたこともあった。

 

でも、今はなんか、こう。

そう、どっちでもよくて。わが子が学校に行こうが、優等生であろうが、不登校であろうが、身長高かろうが、運動オンチだろうが、もうなんでもいい。

 

子どもにまつわる不安なんて、子どもが原因であることなんてなくて、いつも不安は私の中で生み出されることがわかったから。だから、ジッと自分を観る、感じる、待つ…それだけのこと。

 

親が、子どもの不登校で悩むのは、学校行ってたって悩むんだぜ。

 

世界のバランスをとるように、わが子がゆるりと生きる。世界が、大人が、壊れないように優しく生きる。

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