「いまを生きる」勇気

三児の母。不登校児を連れて宮古島へ旅に出たり、大きなイベントを企画したり。その度に自分の弱さをみつける。そんな私の「成長しない」日々を綴る。

宮古島生活〜風家編⑥〜

宮古島に来て、ゲストハウス・民宿を転々としている。その度にオーナーを捕まえて、どんな経緯で宿泊施設を始めて、どこ出身で、どんな仕事をしてきたかイチイチ聴くことが好き。感動的な話は案外、普通の人の人生に潜んでいる。その人の話を聴くってことは映画を一本観るような感じなのだ。

 

でも慣れた所で過ごした方が落ち着くし、何よりスタッフに子どもたちが懐いていたので、ここ10日間ほど再び風家にお世話になっていた。

 

オーナーのすけさんには最強の助っ人、結婚相手のなおちゃんが6月から来て一緒に風家のお仕事をしている。お互いにないものを持っているバランスのいい素敵なご夫婦だ。2人とも前職は保育関係の仕事だし、偶然にもヘルパーの2人も子どもに関わる仕事をしていたってことで、人見知り次郎もかまってちゃん花子も誰かしら気にかけて遊んでくれていた。私がゆっくり昼寝していても、何の心配のない場所だった。

 

すけさんが誘ってくれるシュノーケルツアーが楽しくって、次郎は積極的に海に入った。さすが、いろんなポイントを知っていてウミガメにも名前のわからないたくさんの魚ニモ出会えた。

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ヘルパーのさきちゃんは器用にいろんなおもちゃやスカートを手作りして楽しませてくれたし、同じくヘルパーのあやぱんは愛情深くもイタズラ好き。仕事で関わってきた子どもの話をたくさんした。ほかにも、ゲストのみんなが代わる代わる子どもの相手をしてくれていた。車がなくても便乗できたし、夜にはごはん会があったりする。

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違う日にはワイワイ盛り上がって、テーブル卓球が始まったり。

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これ、大人が本気でやってます。こうして夜が更けていく、けど、きっちり11時には消灯。子連れにはありがたい。大人はここから居酒屋に行ったり、ガールズバーや夜景を見に行くこともあったみたい。

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いつもみんなでワイワイというわけではなく、静かな夜もあったし、個室にこもっていたいときはこもっていた。そのときの雰囲気はメンバーによって大きく変わる。そこがまた、おもしろい。風家は名前のごとし、風のように旅人が去って行けばまた、新しい風が吹き込む、そんな場所だ。とはいえオーナー夫妻は変わらない。長い旅の途中、気心知れた人の存在はとても大きい。帰るまでにもう一度訪ねたい、そんなゲストハウス。

 

ありがとう。すけさん、なおちゃん、さきちゃん、あやぱん、たけちゃん、ここで出会ったみなさん。いろんな生き方を見せてくれて、すごく心豊かに過ごせたよ。また、どこかで。

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次の宿泊先は来間島なり。