さんざん告知してきました、柴田朋子さんの貿易ゲーム。
23名の参加者に来ていただき8/20、無事終了いたしました。参加してくださった方はもちろん、行きたかったけど来られなかった方、情報をシェアしてくれた方、子どもを送り出してくれた方、2つ返事で当日のスタッフを引き受けてくれた長久手仲間、そして深い学びへと導いてくださった柴田朋子さん、本当にありがとうございました。
柴田さんはじめ、参加者の方から感想をいただいていますが、私が最も印象的だったことを書いていきます。柴田さんのblogにもあるように今回の貿易ゲームの特徴は
貿易ゲームで知る「わかっているつもり」のワナ|柴田朋子~キャリアデザインでHAPPYになろう~
・経験者が子ども含め1/3ほどいた
・世界銀行が二人のうち一人、ゲーム未経験者
の2点。私が気になったのは、ゲーム未経験の世界銀行さんのこと。基本的にはゲーム経験者に世界銀行をお願いするのかもしれないのだけど、私の直感が働き地元長久手でこだわりのお豆腐を作っている方にお願いしたんです。世界銀行というのは、商品を検品して買い取る役目なんだけど、この日の世界銀行はもう一人も含め厳しかったんです。私はプレーヤーとして思ったことは『うわ〜!今日の世界銀行は厳しー!さすが豆腐屋さん!』と。それは普段の付き合いがあって、利益よりも豆腐の味・品質・材料にこだわったものを作って商売していることを知っているからです。
でも他の人は反応が違いました。以前体験した貿易ゲームより厳しい検品にブーイングの嵐(笑)プレーヤーとして必死だったので後から知ったのですが、世界銀行さんと険悪なムードになったり、国連(全体を司る人)に文句を言いに行ったり、暴動が起きそうになったり。経験者ほど、怒りの感情を触発されたように思います。
私自身も、もし普段から付き合いのない人が世界銀行だったら同じように腹立たしさを感じたでしょう。でも、信頼できるよく知っている人なのです。ここ、大きなカギなんじゃないかって思って。それだけでこんなに湧き起こる感情が違うってことに驚いています。
知ってる人→さすが!こだわりの人!
知らない人→配慮が足りなくて、意地悪!
こんなに違うの!?これって、普段のコミュニケーションも全く一緒のことが起きていませんか?ふと文句が言いたくなる人のことを思い浮かべてみてください。
職場の上司や部下、子どもの先生、パートナー、行政、隣人、よその子ども、あの人…。
私は考えていました。本当にその人に落ち度があるのか?100歩譲ってあったとして、それを指摘できる私か?私の落ち度はどうなのか?いやいや、そんなことじゃなくて、簡単に文句が言えたり批判ができるのは
“相手を知らない”
ことから始まっているんじゃないかって。もっと言うと
“相手を知っているつもりになっていても実は知らないこともたくさんあるってことから目を逸らして理解しようとしていないまま、自分の感情を一方的にぶつけている”
ことから始まっているんじゃないかって。いや〜!私のことです!耳が痛〜い!どんなことにもそうなるのには理由があって、その気持ちは聞いてみないとわからないものです。そして聞いてみたってわからないこともある中で、相手に対して信頼し続け関係を築いていく勇気を持ちたいです。
それにはまず、自分を満たしていくこと。自分を幸福にし続ける勇気を持って生きる…これは最近の自分に立てた誓いです。
あ、ちなみにゲーム終了後、参加者のみなさんは手厳しい豆腐屋さんの豆腐のは美味しいに違いないってことで、「そこのお豆腐、買いたい!」との声が続出。というわけで、美味しいこだわりのお豆腐はこちら↓
豆腐屋「豆粋」─愛知県長久手市で移動販売しています | 契約農場の国産大豆、良質な水、質の良い油にこだわったお豆腐をつくっています。長久手の店舗販売と、冷蔵車での移動販売も行っています。
ね、やっぱり貿易ゲームはおもしろい!