これ、観たことある?
私は名古屋でトークライブに行ったあと、観たよ。最後にbaoくん出てて、驚いたけど。
この動画は東京で行われた最終日。
最初からスゴいエネルギーでお話ししています。そしてしばらく、お客さんに対して、ファンに対して、マネージャーに対して、後輩に対して、おもしろ可笑しく暴言を吐きまくり。こりゃ、嫌われ芸人とか、言われるわ!って妙に納得。
エピソードがいちいちおもしろい。ただ、オトコって大人になっても好きだよね、うんこネタ。すぐ、うんこって言う。私は、そこで、一回、距離を置いちゃうわ〜。そういうことも含め、最後まで聞いていくと・・・ね。
ヤられる。
構成がズルいな〜。最後に絵本『えんとつ町のプペル』の読み聞かせが始まる。そのニシノさんが優しいこと、優しいこと。
今までキレまくっていたニシノさんと一緒なの?
この温かいストーリーを考えた人と一緒なの?
「ばかたれが!」って何度も吐き捨てていたあの人と一緒なの?
このギャップがズルい。
芥川龍之介「蜘蛛の糸」に出てくるカンダタ作戦だよ、コレ。さんざんっぱら、悪行を働いて、一回だけちょー優しいってヤツ。
終いには、『ニシノさん、めっちゃいい人💖』とか思っちゃう。
結局、最初から最後までニシノさんの構成の中で感情を弄ばれているっていう話。だから、独演会の冒頭の話、ニシノのオンナぶるって話が、腑に落ちる。しょうもないオトコの部分と夢を描くオトコの部分のギャップにオンナは弱い。
いや、しかしニシノさんは「世間に対する信用度」が高い…ということは「自分に対しての信用度」も高いんだろう。芸人という人気が全ての仕事で、あんなにファンをディスるって…。みんなに好かれようとすると、誰にも好かれない。誰かに徹底的に嫌われるくらいの演出は、ものすごくウケる。んで、実際に嫌われてる。その代わり、ニシノさんを丸ごと好き!っていう人もたくさんいる。嫌われることを恐れない、自分を生きているから、新しいことにどんどんチャレンジできる。この本を読んで、嫌われることすら味方にしている表現にグッと心を掴まれた。
実際に生で観たニシノさんは、気遣いのできるいい人の印象。そのあとみた独演会。どちらもニシノさん。トークライブの時に「世の中に対する不満はあるか?」というテーマで、パッと出てこなかったニシノさん。それは、不満だと思う前に、『どうしたらおもしろくなるか?』って考えて行動してるから、不満が溜まってないんだなって思った。
結局ニシノさんはイイ人でもワルイ人というワケではなく、その時その場所そのタイミングで、ベストな自分を演出している。それが、普通に人間臭くて信用できるんだ。
まだつづくけど、最後は地元に戻って長久手市長が登場するよ。
◎ニシノアキヒロさんのトークライブに行きました⑦ - 不登校児を育てる。 いや、私が育つ…のか?