公園に行き、木々を眺める。
1週間前のグラデーションと、色の割合が変わっている。その一本の樹、それだけで心が動く。
どれだけ多くの芸術家が、その美しさに魅了されて絵を描いてきただろう。
どれだけ多くの音楽家が、その空気感を音にのせようとチャレンジしたのだろう。
どれだけ多くの教育者が、その神秘性を伝えたくて工夫してきたのだろう。
最近私は、4歳の娘の動き、歌声、表情の変化、全てに驚くほど惹かれる。
「かわいい」
たった一言で表現してしまえば、それまでだ。
女として生まれ、女として生きる。その歴史を私は彼女に託している。それはきっと、私より幸せになるなんてズルい!という、呪いの気持ちに正直になれたから。私の中に、彼女が私より幸せになることを拒否している可能性を、見つけたから。
だからこそ、愛おしい。
そうして、心から祈りのような願いが湧き起こる。女として生きることを大切にできなかった自分に懺悔するような気持ちで。
どうか、女であることを誇りに思って生きていけますように・・・
私「ムスメちゃんの服、かわいいね💕」
娘「ママが小さくなったらあげるね💕」
いつだって、私は女として負けちゃうのだ。底なしの無邪気なかわいさに。