「いまを生きる」勇気

三児の母。不登校児を連れて宮古島へ旅に出たり、大きなイベントを企画したり。その度に自分の弱さをみつける。そんな私の「成長しない」日々を綴る。

新しい時代の生理用品『シグネクチャーショーツ』

アメリカでは、この手のショーツは存在しているらしい。私は全く知らなかった。ナプキン一体型ショーツ

 

【日本製・日本女性開発】

超吸収型生理ショーツ「Be-A《ベア》シグネクチャー ショーツ

https://camp-fire.jp/projects/view/256579

 

私はといえば…生理用品難民である。市販のナプキンにむず痒さを感じ、ワンサイクル持たないことから、自分に合った生理用品を探し始めたのは、もう15年も前のこと。

まずは、自然育児からの流れで「布ナプキン」これは、ほんと肌触りがよい。自分の好きな素材を選んで付けられるのは、とても良かったが!ズレるは漏れるは、手入れや持ち運びが面倒で、残念ながら長続きしなかった。

それから「ディーバカップ」というものに出会い、衝撃的な仕組みに飛びついた。あ、確か内田春菊の漫画に登場して知った。「ディーバカップ」とは、体内で月経血をキャッチして、その血液の溜まったシリコンカップを取り出して、処理するというもの。これも最初こそ、もの珍しさと好奇心で、みんなに勧めるほど盛り上がったのだが、やっぱり面倒で。シリコンカップを膣内にセットして…って、すごいよね笑

それからというもの、義母から譲ってもらえる「ララムーン」という使い捨てナプキンを使い始めると、痒みはなくなったので、ひとまずそこに落ち着いわけだが、今回は、それをまた超えて、試してみたくなる生理用品に出会った。

 

それがこれ⬇️

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コンセプトもステキ⬇️

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クラウドファンディングで支援して、2枚のショーツを手に入れた。届いたその日が生理スタートなんて、ナイスなタイミング。

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さて、オマタせしました。

【3日間の使用感】

1日目、素材感や履き心地としては

“スイムウェアのショートパンツ履いてるみたい”

あまり伸びないスイムウェア。普通のショーツのつもりで雑に脱ぎ履きするとビリっと糸の切れた音…ごめん、もう少し丁寧に扱います。履いた瞬間はポワーンとお腹や腰回りか温かく感じる。クーラーの効いた室内で身体が冷えていたのを実感すると共に、温かさにホッとする。

 

とはいえ、化繊なのだ。私はできれば天然繊維派。ヒートテックやエアリズムもよさそうと思っても買わない。特に直接肌に触れるのは、できるだけ綿がいい。というわけで、夜には少し肌が痒くなる。でも、せっかくだから、ここは“思い込み”を外そうと、化繊と仲良くなる決意をする。

 

肝心の吸収する部分は、思ったよりふっくらしていない。まぁ、ナプキン1枚挟んでるくらいの感覚。少し不安だったけど、2日目も1枚で過ごしてみた。ちなみにショーツの後ろまで防水されているので、寝るときに、このショーツ1枚でも全く漏れず、なんの心配もなかった。2日目の経血の量が1番多いので、これを乗り切れたら、まぁ、大丈夫だろうと、一日中1枚で過ごす。

結果から言うと、経血の吸収に問題はない。肌に触れる面も驚くほどサラリとしている。防水してるだろうから蒸れるかも、と思ったけど、嫌な感じはしなかった。吸収体の部分をトイレットペーパーで押してみると、2日目の夕方には少し経血がつくくらい。つまり、表面上にドローっとしたものとかが、ほぼない。ただ、抗菌・防臭機能があるとはいえ、アノ臭いはある。トイレのたびに気になるが、とりあえず、最近私の中でちょー流行っている【みょうばん水】の出番。これは、また別の話。これをシュッとひとふきすると、少し和らいだ。一日中、経血を含むショーツを履く…これに対抗がある人も多いと思う。だって、子どもを想像してみると簡単だけど、紙おむつを一日中履きっぱなしって、ね。でも思ったより、オマタはパンパンにならない。そうそう、経血量って、案外少ないんだよね。

 

洗い方は、布ナプキンと同じ。お風呂に入ってる間、洗剤(アルカリウォッシュとか石鹸とか)溶かしたぬるま湯につけ置いて、出るとき手洗いして、そのまま干す。

 

というわけで、向き不向きはあると思う。化繊が大丈夫か?臭いが気になるか?それよりゴミを減らしたいか?あ、そうだ。ショーツの色が黒だから、良くも悪くも経血の状態が分からない。チェックしてる人には不向きかも。あと、そう!なかなかトイレに行けない仕事やアウトドア のときは、いいね。

 

何を優先させるかは人によるけど、私は何より楽チンなので、これからもこれを使う。みょうばん水を持ち歩きながら。

 

これを開発した女性2人には、ほんとに感謝したい。たぶん、かなりの人を助けるショーツになると思う。被災地の女性にナプキンを届けた人もいると思うけど、これがあればいらない。なんなら防災用に1枚カバンに入れといくのもいいと思う。入院中の女性とか、障害があってナプキンの扱いが難しい人とか、きっとユニバーサルデザイン(この使い方で合ってる?)なのだ。

 

素材ももっと気持ちいいものになるよう意見を寄せてみよう。きっとすぐに、この分野も大手が参入して、市場は大きくなるだろう。でも、2人の女性が勇気を出してこの製品を生み出したこと、たくさんの支援が寄せられたこと、関心の深い取り組みであること、しっかり心に刻んでおきたいな。

 

それはそれとして、45歳の私、あと何回このショーツを履くことになるんだろう?産まれる前から、1人の女性が持っている卵子の数は決まっているらしい。そう思うと、なんだかさみしいような愛しいような、この身体の仕組み。あと少しの付き合いだけど、よい出会いがあって、とても嬉しく思っている。

 

あー、長くなったー。最後まで、読んでくれてありがとう。楽しかった🎶