中3になり、毎日登校の次男。ときより「今日、休んでいい?」と月一くらいのペースで言ってくる。私は無条件で「うん、連絡しとく」と返事する。
先日、体育祭&文化祭の行事が2日連続であった。小1の夏から不登校だったから、中3にして初めての行事参加。私も見に行ったけど、コロナの影響で、時間は短かったし、合唱もマスクしたままの子が多かった。とはいえ、集団行動はなかなか大変だろうな、と思って見てたけど、友達と普通に会話していた姿に、なんか感動した。
その夜、「日曜日に打ち上げ?に行くから、昼ごはんいらない」と言いに来た。私は、上がるテンションに気をつけながら「え、どこ行くの?昼ごはん代、出すよ。」と答えた。
昼ごはんの後、カラオケも行くんだって。その会話のあと、1人の時間に私はホロリと泣いていた。
あぁ、そーか。学校は行かなくてもいいし、友達だっていなくてもいい、と思っていたけど、“友達いなくていい”という部分は強がりだったんだなぁと気づく。学校に行き始めて、私が願っていたのは、友達ができますように…だったんだ!と、ハッキリとわかった。
私のテンションは、やっぱり上がって「お兄ちゃんの服、着ていいって言ってたね。何、着ていくの?」なんて、話しかけちゃう。カラオケも兄弟で何回か行ってたし、歌も上手くはないけど歌えるし、よかったなぁなんて、普通に喜んでる。
引きこもり生活が長かったからか、生まれ持っての性格か、次男は自分の気持ちに芯があり、正直に伝えられるから、友達関係の心配はしていない。器用ではないが、信頼できる人だ。
不登校を脱して半年。学校へ行く行かない、勉強ができるできない、そのあたりは、やっぱり、どっちでもいいと思っている。けど、自分の意志で向かう場所を決める。それを実行する。そこで出会った人と友達になる。
友達ができる…
簡単ではないけど、コミニティに所属することで自然発生することに感動する。学校でもそうじゃなくても、いい。子育ての理想なんて、捨てまくってきたと思っていたけど、ここは根強く握りしめていた“私のこだわり”なんだと思う。