「いまを生きる」勇気

三児の母。不登校児を連れて宮古島へ旅に出たり、大きなイベントを企画したり。その度に自分の弱さをみつける。そんな私の「成長しない」日々を綴る。

不登校児のいま④

今日は長男も末っ子も不在で、静かな夜。珍しく次男が1人と私と夫での、夜ごはん。

「みんないないから、夜散歩でもいく?」

と提案すると、夫ものってきた。が…次男は

「行かない。勉強あるし。」

 

小1から中2まで、ほぼ不登校だった次男。高校受験をめざして、中3の4月からは、1日も休まず登校した。その様子をついでに聞いていく。

私「学校、大変じゃない?」

次男「大変だったけど、だいぶ慣れた」

私「なんの教科が楽しい?」

次男「楽しい…はないけど、辛くもない」

私「(保育園時代の)知ってる友達いる?」

次男「わかんない」 

私「友達になんで学校来てなかったの?って言われたら、なんて答える?」

次男「ゆるされてたから」

私「…」

夫「親に不登校を許されてから?行かなかったってこと?」

次男「うん」

私「!!!」

なかなかの衝撃が走りました!学校に行かないことを許されてたから、行かなかった…の発言に。そうだよな、そうだろうな。なんにも間違ってないのに、なんだ、このショーゲキは!いつも次男の言葉は、核心を突いてくるのに私は一瞬、飲み込めない。ほかの子どもにはない感覚なんだよな、これ。

 

その後もいろんな会話をしました。

高校に行きたいのは、年収の高いだろう総合職に就きたいから。だから大学も行く、と。

総合職…

ちなみに私達夫婦の職業にも、それぞれの(次男にとっては)祖父母にも総合職の人はいません。正直、総合職の定義すらわかっていません。どっから出てきたんだ…まぁYouTubeでしょうけど。

 

そして、私はまだ、その言葉を飲み込めていない

不登校の理由は、“許されてたから”】

をもう少し噛み砕いて消化したいと思います。しばらく、頭をぐるぐるすると思う。私、普通の人よりも不登校の相談を受けて来た人数は多いと思うんですが、不登校の理由に

“許されてたから“

という言葉を聞いたことがありません。そういえば、親側の話を聞くことが多くて、子ども側からしてみたら、そーいうことなのか!と妙に納得したりして。そして、これ以上にシンプルで、核心を突く言葉を私は知りません。なんというか、わが子ながら、あっぱれな言葉の使い方。そして、許されなかったら…いまごろ…(想像がつかん!)

 

許すこと

許さないこと

 

どちらも親の愛なんだと思う。

いや、エゴなのか…