「いまを生きる」勇気

三児の母。不登校児を連れて宮古島へ旅に出たり、大きなイベントを企画したり。その度に自分の弱さをみつける。そんな私の「成長しない」日々を綴る。

「夢みる小学校」上映会@長久手市②

1年前にこの映画を観てから、自主上映するまで、実は、少し気持ちが下がっていました。なぜなら、きのくに学園の卒業生が話していた「結局、家庭環境じゃないかなぁ…」という言葉がずっと心に残っていたのと、あれは良いところだけを写しているから現実味がない、という意見もあったりで。

 

そんな中でも、やっぱり上映したい気持ちは、時よりうずうずして、どうせやるなら、私らしい上映会を!と思い、4回上映のうち最初の回と最後の回にゲストを呼ぶ企画を立てました。

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最初の回は“学校に行かない選択をしている子”へ向けて《中学以降の選択肢を考える》と題して、一般の進路指導にはのってこない進学または進路について話してもらえるよう、その保護者や学生に登壇してもらい、選んだきっかけや学校の様子や近況などを話していただきました。

通信制にも公立や私立があり、高卒認定と高校卒業資格の違い、定時制の昼間と夜間、そもそも高校へ行くのか?社会に出る準備か?とか、いろいろな視点で登壇者からお話しをしてもらうことで、中学卒業その先のことを幅広く考えることができました。また学校関係者の方々からのメッセージで、数多くある通信制の中でも特色があることや想いなどを、聞くことができました。さらに学校に行かない選択をしている子たちへ、サポートしている団体の紹介もできたので、そこから繋がりも生まれていく感じがしました。

立場の違いはあれど、みんなが子どものために力を注いで、よりよい成長をサポートする仲間であることに変わりなく、温かい雰囲気で時間を過ごしました。以下参加者の声が届き、とてもわかりやすく、表現してくださっていたので、ご本人の許可をいただき掲載します。

 

トークライブありがとうございました。自分なりに調べていては得られないこともたくさんあり、良かったです。長くなってしまったのですが、以下感想です↓

【保護者+学生さんのお話】
学校の多様性はもちろん、どうしてその選択にいたったのか、というポイントがみなさんそれぞれで興味深く思いました。進路を選択する時点で、明確にやりたいこと(やりたい時間の使い方)がある場合も、そこまでではない場合も、選んだ軸があるように思いました。自分の時代と全く違って、実に多様で意識を変えないといけないということを改めて感じましたし、多様な自由もある一方、進路選択で自分と昔よりも向き合う必要がでてくると思うので、そのなかでいろいろ考えて選びとってる今の世代はすごいなと思いました。

【学校+サポート校】
たくさんありすぎて、逆に自分の家から通いやすい地域の情報が見つけにくかったので、知らない学校も紹介してくださり助かりました。
学校それぞれ特色があることもよくわかりました。また、サポート校は塾との連携もあると知りました。どんな方が携わっているかもわかり、見学や問い合わせをするハードルがかなり下がりました。

【団体】
いろいろな団体が出て来つつあるものの、ファーストコンタクトは躊躇してしまう部分もあるので、主催者とつながりのある団体を紹介してくださることで、身近に感じられてとても良かったです。

【その他】
帰宅してから息子にもこんな学校があったし、こんな話があったよ、という話をしました。
これまでも少し話はしていましたが、具体的なエピソードやパンフレットを紹介できたことで、中学校までのイメージとは少し違う学校があることや使いたい時間の使い方に合わせて進路を選んでいること、などがもう一歩イメージできたようでした。
通っている中学校の担任の先生も多様な進路のお話しを時々してくださるので、保護者としておおまかな知識を得れたことも、今後話をしていくうえで有益だと思いました。ありがとうございました。”

③へ続く

https://shino-bu.hateblo.jp/entry/2023/02/24/001037