「いまを生きる」勇気

三児の母。不登校児を連れて宮古島へ旅に出たり、大きなイベントを企画したり。その度に自分の弱さをみつける。そんな私の「成長しない」日々を綴る。

「夢みる小学校」上映会@長久手市④

卒業生とのトークライブの内容は…

だいぶ忘れちゃったのですが、会場からの質問にこんな風に答えていました。

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◇質問

「いじわるな質問かもしれないけど、嫌なことはありましたか?」

◆卒業生

「…嫌なことは…変えていけるから…」

「中学生になると夜にミーティングがあるんだけど、長くて眠いから、なくしたいと言った。でも変えられなくて、高校になってから『きのくに学園』の原則にミーティングがあると知って、なくせない大切なことだと理解した」

◇質問

「大人とは、どんな存在?」

◆卒業生

「やりたいと言ったことを、一緒に考えて行動してくれる人」

「相談にのってくれる人、自分が相談しなくても気にかけてくれる人、人生の先輩…かな?」

◇質問

「学校がワクワクするためには、何が必要か?」

◆卒業生

「普通の学校にはおやつがないから、あったらいい」

「大人が思うワクワクと子どもの感じるワクワクは違うこともある」

「劇を作り上げたあとカーテンコールのときに、とても達成感があった」

◇質問

「あなたたちは、とても大人びて見えるけど、きのくに学園を卒業して出会う同級生が幼く見えたりしない?」

◆卒業生

「(高校で出会った)みんなは、ちゃんとしてるな、ってむしろ思った」

「その人のいないところで、その人のことを言うから、なんで本人に言わないのかな、と思うことはある」

「比べることがないから、わからない。でも、ぼくは子どもっぽい大人にいっぱい出会ってきたから、ぼくもそーいう大人になりたいと思っている」

そのほか卒業生の印象的な言葉🔻

「この映画はホームビデオみたいだと思っている。家族で動画を撮る時、楽しいときしか撮らないでしょ」

「全部の学校が、きのくにみたいになればいいとは思わない。合う子も合わない子もいるから。いろんな学校があればいい」

 

トークライブは、感想のシェアタイムのときに、卒業生は壇上から降りて客席へ混じり、直接話してもらいました。そのことで、疑問や質問もすぐに話せたと思います。また、初対面であっても垣根なく、誰とでも話し始めるその姿もまた、観てる人や話している人たちの心を温めていました。

 

会場からの質問タイムでは、司会者の配慮で、卒業生の中で話したい人が自分のタイミングで答える形式でした。みんなが全部を答えたわけではないし、話したいと思った子がマイクをとって自分の言葉で話し出す、という時間でした。

 

その一語一句がなかなか深く、もしくはユニークで、ずーっと会場が有機的(使い方が合ってるか、わからん)な雰囲気でした。そう、不思議と何かを作り出しているような一体感があった!っていう感じです。

 

時間通りにトークライブが終わったあとも、会場に残り、卒業生たちと話し込んでいる姿があちらこちらに。

 

あぁ伝わったかなー、あの空気感。動画も撮ってないし、記録も残してないけど、やっぱりリアルは超えないので、しかたなし。

 

そして、もう少し、振り返りを。

⑤に続く

https://shino-bu.hateblo.jp/entry/2023/02/25/000154