「いまを生きる」勇気

三児の母。不登校児を連れて宮古島へ旅に出たり、大きなイベントを企画したり。その度に自分の弱さをみつける。そんな私の「成長しない」日々を綴る。

新しいイベントのカタチ⑥

新しいイベントのカタチ① - 「いまを生きる」勇気

新しいイベントのカタチ② - 「いまを生きる」勇気

新しいイベントのカタチ③ - 「いまを生きる」勇気

新しいイベントのカタチ④ - 「いまを生きる」勇気

新しいイベントのカタチ⑤ - 「いまを生きる」勇気

 

《目次》

⑴西野さんを長久手にお招きしたかったワケ

⑵コミュニティ形成のイベントづくり

⑶イベント計画段階で、発揮した力

⑷イベントを開催するにあたり、気をつけた“ない”こと

⑸ゲスト選びと参加者選び(←いまココ)

⑹当日の参加者の動き

⑺イベントの後で・・・

 

⑸ゲスト選びと参加者選び

❶ゲスト選び

メインは西野亮廣さん、そこにバトンを渡すゲストを何人かピックアップして、よく厳選して・・・と言いたいところですが、結局は自分の好み。「この人、好き!みんなに紹介したい!」って強烈に思った方たち。

《女優芸人・関口満紀枝さん》

彼女の演じる『アモーレ山田』、最高!!!ライブで是非! 

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《環境活動養蜂家・船橋康貴さん》

ミツバチの言葉を人間の言葉に翻訳するハニーさん。ハニーさんのお話は心がシャンとする。そして、圧倒的な行動力にいつも勇気をもらう。 

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❷参加者選び

参加者を募るにあたり、とても大事だと思うこと“繋がりを紡ぐイベント”であることだけを伝えるblogを書いてfacebookで拡散しました。詳細のないわかりにくい内容だったはず。それでも、理解しようと私に会ってくれただけで、参加者として合格!そう、対面でチケットを渡す=面接にもなっていました。なぜなら、500人の面倒は見れないと手放している私にとって、自律した人かどうか?もしくは自律したコミュニティの軸になる人か?自然に見極めていたんです。西野さんに興味があるだけじゃ参加できなくて、『5人以上のチームで参加すること』『イベント当日、何かしらの役割を担うこと』が参加条件だったので、かなり、人を選びました。結果、自分でもしくはチーム内で〈面倒なことを楽しむ〉〈自分たちで考えて動くことのできる〉〈喜びを共有する〉人たちの集まりになりました。

 

大きなイベントを経験したことのない私にとって、最大のセーフティーネットが《参加者の質》だと分かっていました。 繋がりのない500人を集めるくらいなら繋がりを紡ぐ100人とイベントを一緒につくりたい!って思っていましたから。

 

というわけで、参加者一人一人、本当に最高のメンバーでした!

新しいイベントのカタチ⑦ - 「いまを生きる」勇気

 

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新しいイベントのカタチ⑤

新しいイベントのカタチ① - 「いまを生きる」勇気

新しいイベントのカタチ② - 「いまを生きる」勇気

新しいイベントのカタチ③ - 「いまを生きる」勇気

新しいイベントのカタチ④ - 「いまを生きる」勇気


《目次》

⑴西野さんを長久手にお招きしたかったワケ

⑵コミュニティ形成のイベントづくり

⑶イベント計画段階で、発揮した力

⑷イベントを開催するにあたり、気をつけた“ない”こと(←いまココ)

⑸ゲスト選びと参加者選び

⑹当日の参加者の動き

⑺イベントの後で・・・

 

イベント開催について、気をつけた“ない”こと

❶チラシがない

開催告知にあたり、チラシを作りませんでした。そもそも、パソコン作業が苦手な私。手描きの説明文を書いて、コピーして、手渡ししていきました。たくさんの案内を出すメリットは、《勝手に営業してくれることにある》と思うんですが、いろんなところに置かれているチラシに勝てる自信はありませんでした。それなら、いっそ、チラシなしでやってみようと。

❷ネット受付をしない

いろんな条件が重なり、イベント告知・受付をネット上でしないことにしました。それがとってもおもしろくて。結果、対面でイベント趣旨を説明して、そこに賛同できる人が参加する、ということになりました。西野さんが自分の独演会のチケットを手売りしていることを知って、マネしたんです。あと、実際に西野さんに興味を持った人がどんな人で、どんな人生を歩んできた人か知りたかったんです。イベント説明会と称して、2時間も話し込むことも少なくありませんでした。

❸プログラムがない

イベントスケジュールを何となく立てていたものの、参加者が関われるように「スキマ」だらけにしておきました。メインの会場の他にも使用できる場所はあったのですが、そこのスケジュールをぽっかり空けておきました。そのことで、参加者から提供したいプログラムを出し合いながら、イベント前日まで検討し、いや当日も行き当たりばったりで提供していただいた“ゆるいプログラム”もありました。

❹食事・プログラム参加にお金がかからない

食事をとるのも、何かのプログラムに参加するのも、全てフリー。みなさんの善意でまわる1日でした。その場で出会った人におすそ分けしたり、好きな映画を一緒に観たり、子どもが喜ぶ遊び場をつくったり、雨で中止になった“逃走中”の代わりに“宝探しゲーム”が始まったり。そこにいるみんなが、イベントを楽しむために考えたことを実践していました。

❺受付がない

困ったことがあっても、正解はないのでその場にいる人が判断する。それで、全ての場所がまわっていました。責任の所在がない、のではなく、その場にいるみんなが「自分事として」決める力あるいは調和する力を発揮してくれました。

❻自信がない

あー、これは言いたくなかったことですが…私自身の話。過去3回のイベント開催経験あり。そのうち2回は仲間内の勉強会、3回全て25人規模の集客。その経験値でよく500人を集めようって思ったな、と自分でも感心します。無知ってすごい!で、やっぱり500人規模は私の想像をはるかに超えていて、開催前は『何かあったらどうしよう?』と眠れず。当日だって、やっぱり思考がキャパオーバーで、ん〜、なんかもう【神だのみ】状態でした。それでも仕掛け(チームで参加)が功を奏して、1日を無事に終えることができました。ちなみに“神”は参加者1人1人のこと。

 

私の『魔法のコンパス』ちゃんと、働いてくれました。ありがとう!

 

新しいイベントのカタチ⑥ - 「いまを生きる」勇気

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新しいイベントのカタチ④

新しいイベントのカタチ① - 「いまを生きる」勇気

新しいイベントのカタチ② - 「いまを生きる」勇気

新しいイベントのカタチ③ - 「いまを生きる」勇気


《目次》

⑴西野さんを長久手にお招きしたかったワケ

⑵コミュニティ形成のイベントづくり

⑶イベント計画段階で、発揮した力(←いまココ)

⑷イベントを開催するにあたり、気をつけた“ない”こと

⑸ゲスト選びと参加者選び

⑹当日の参加者の動き

⑺イベントの後で・・・

 

⑶イベント計画段階で、発揮した3つの力

以下、3点の私の持つ力を発動させました。

 

❶後悔する力

❷できない力

❸まとめない力

 

どういうことかというと…ね。

 

❶後悔する力

これ、私、結構たくさんあるんです。今まで、“どうしてあの時、〜言えなかったんだろう”“どうして、あんな態度しかとれなかったんだろう”“どうして、あの人を大切にできなかったんだろう”そういう後悔をいっぱい抱えているんです。その後悔を今回のイベントで償うような気持ちが原動力になったかもしれません。

 

❷できない力

これも、いーーーっぱいあります。基本、パソコンを使った事務作業はできません。デザインはもちろん、レイアウト、計算、文書作成が苦手。今回はトークライブという舞台がメインなのに、舞台のことを何にも知りませんでした。あと、先を見通す計画を立てることも苦手。大きなイベントを主催したことのない私は、驚くほど見通しが甘く、楽観的だったので、当たり前に準備しておくべきことが手付かずのままイベント1ヶ月前に突入していました。短い期間で、たくさんの方がタイミングよく「これ、必要でしょ。やるよ。」と言ってくれたので、全て、お任せすることができました。そして、それぞれの担当者がすごいスピードで、楽しそうに準備が進みました。

 

❸まとめない力

これ、ね。私、カリキュラムのない子ども相手の仕事をしていたので、どんどんまとめない力が身に付いていったんです。もちろん、若いときはあったんです。まとめる力。でも、それでは子どもの能力が行き詰まり、想定内のことしか起こらないことに気づきました。なので、まとめないように気をつけていったところ、子どもの自主性がしっかり出て、集団が生き物のように時間をかけてバランスをとりながら、一人一人の役割ができていくことを目の当たりにしてきました。おかげで私は管理・指示・命令が苦手になって、この「まとめない力」がついてきたのです。今回のイベントも頼りなさを発揮して、うろたえているうちに、そこここでその場の判断が働き、その場にいるメンバーで、その場を創り上げていく様子が見られました。

 

あー、こうして振り返ると、ほんと、周りの人たちの“すごさ”に驚かされます。奇跡の連続か?と思うほど、先を見通せない私の元にナイスなタイミングで必要な助けが入ったのは、もう、誰に何を感謝していいかわからないほど。

 

新しいイベントのカタチ⑤ - 「いまを生きる」勇気

 

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新しいイベントのカタチ③

 新しいイベントのカタチ① - 「いまを生きる」勇気

新しいイベントのカタチ② - 「いまを生きる」勇気

 

《目次》

⑴西野さんを長久手にお招きしたかったワケ

⑵コミュニティ形成のイベントづくり(←いまココ)

⑶イベント計画段階で、発揮した力

⑷イベントを開催するにあたり、気をつけた“ない”こと

⑸ゲスト選びと参加者選び

⑹当日の参加者の動き

⑺イベントの後で・・・

 

⑵コミュニティ形成のイベントづくり

私は長久手市のまちづくりチームに参加して“人の繋がり”を難しく思っていましたが、ふとコミュニティ形成は、以前働いていた学童保育所で見てきた集団づくりと一緒だな、と感じ始めていました。というわけでこんな仮説を立ててみました。

 

👇これ、すっごくわかりやすい説明ができた!

集団づくりを算数で考えるシリーズ①からお読みください。

shino-bu.hateblo.jp

新しいイベントのカタチ④ - 「いまを生きる」勇気

 

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新しいイベントのカタチ②

新しいイベントのカタチ① - 「いまを生きる」勇気

 

つづき

 

《目次》 

⑴西野さんを長久手にお招きしたかったワケ(←いまココ)

⑵コミュニティ形成のイベントづくり

⑶イベント計画段階で、発揮した力

⑷イベントを開催するにあたり、気をつけた“ない”こと

⑸ゲスト選びと参加者選び

⑹当日の参加者の動き

⑺イベントの後で・・・

 

 

長久手西野亮廣さんをお招きしたかったワケ

 

ちょっと長いのですが、時間のある時にどうぞ。

shino-bu.hateblo.jp

↑ここに書き記したことがきっかけで、私は西野さんを長久手に誘致することを心に決めました。有名人を地方に呼ぶ?そんな簡単にできるわけないだろう…と諦めることも簡単でしたが、とりあえず心に留めて。こういうとき、チャンスを狙う、掴むことは突然できるわけではなくて、ね。これまでも、小さな野望を叶え続けてきた結果、できるんじゃないか?って自分で思えるようになりました。

 

宮古島に行ってみたこと、大好きな経営者をお招きして仲間内でお話会を開いたこと、仕事を辞めたこと、読書会を開いたこと、「魔法のコンパス」プレゼント企画をしたこと、そんなことがうまく行ったり行かなかったりの繰り返しで、とりあえず『できるんじゃないか?』という思い込みは持っていました。

 

そんな時に始まった西野さんのクラウドファンディング。知っている方も多いかと思いますが、無料で「えんとつ町のプペル展」を開催するために、宣伝も兼ねた共犯者づくり(一緒に作品を創り上げる仲間づくり)が始まったんです。その時にfacebook上で西野さんがこう投げかけます。「クラウドファンディングのリターン、何がいいかな?」と。すかさず私は「地方でプペル展を行う権利、30万円!」とコメントしました。

 

速攻採用され、加えて「トークライブ+絵本100冊」も出てきたんです。結局、あとから出てきたトークライブの権利を購入し、めでたく、西野さんをおよびできることになりました。

 

 

新しいイベントのカタチ③ - 「いまを生きる」勇気

新しいイベントのカタチ①

描き出さなくては。あの、イベントのことを。

いきさつからイベント後のことまで語ると、一冊の本ができちゃうんじゃないかってくらいエネルギーを注いだ、あのイベントのことを。

 

みなさまのおかげで、2/5(日)、大きなイベントが終了したしました。事故・怪我もなく、参加してくれた方々からは多くの反響をいただき、こちらの予想を越えた感想が届いていることに、正直驚きを隠せません。

 

500人(うち子ども100人)もの、参加者を2ヶ月あまりで集めたのですが、いろんなおもしろい条件が重なり、今までにない人の集め方をしたんです。まー、これがよかった。いろいろ語りたいのですが、順番に。

 

⑴西野さんを長久手にお招きしたかったワケ

⑵コミュニティ形成のイベントづくり

⑶イベント計画段階で、発揮した力

⑷イベントを開催するにあたり、気をつけた“ない”こと

⑸ゲスト選びと参加者選び

⑹当日の参加者の動き

⑺イベントの後で・・・

 

こんなことを順番に語って行きます。

 

今日は、私の素性を。

 

【佐藤しのぶ】

1974年生まれ。長久手市在住、3人の子どもと夫と5人暮らし。名古屋生まれ・在住だったが、現長久手市長・吉田一平さんが市長に就任したことで長久手に移住する。

 

独身時代から働き始めていた学童保育所では、3回産育休をとりながら働き続けていたが、昨年4月退職する。小6長男は自由教育「かつやま子どもの村小中学校」に通い、小2の次男は現在不登校。昨年5月に「いつ帰るかわからない」と言い残し、次男・長女(4歳)を連れて、宮古島へ旅に出る。40日間くらいで帰宅。

 

旅の区切り、新しいスタート - 「いまを生きる」勇気

 

その後、自身の内面で起こるいろんな気持ちに向き合い、絶望感をしっかり味わい尽くしたところで「西野亮廣」に出会う。

 

新しいイベントのカタチ② - 「いまを生きる」勇気

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日本の人口推移から見る、これからの生き方

この下のグラフ、見えるかな?

誰もが知っている日本の人口減少を示すもの。

2004年を境に日本が人口を記録して以来、初めての人口減少が起きている。

 

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そう、みんな知ってること。

この前に、まちづくりの話を伺った時に、改めてこのグラフを見て思った。

 

あー、初めて起きる仕組があちらこちらで始まる・・・いや、もう始まってる。もう、どこでも、だれでもこの話は議論しているだろうから、専門家気取りの話は一個もできない。ただ、母として、家族単位で何が起きてくるかってことが、見えてくる。

 

え?見えてこない?

 

うん。正直、見えてこない。というか、従来通りの仕組みの中では生きられないってことだけは、わかる。日本だけ相手にしてたら経済は回らないから、世界を相手にする。ロボットのできる仕事は、みんな無くなる。そんな、よく聞く話じゃなくて。

 

母として、女として、人として、自分がどう生きるか?

 

このグラフを見て考えたときに、不安と共に期待感が湧きおこった。

 

もっと早くに、今の仕組みに嫌気がしてたから。そして、もっと早くに動いている人もいっぱいいて、その動きにワクワクしていた。

 

でもね、変化には痛みが伴う。常識が崩れるとき、必ず、苦しい局面がくる。そこを、丁寧に向き合いながら傷つきながら、それでも前に進む勇気を持てるかどうか?の力が大事。私はモツかな・・・。

 

家族の在り方、働き方、学校の仕組み、経済の流れ、地域社会・・・あらゆるものが、変わる。怖いね、楽しみだね、ぞわぞわするね。

 

その中で、私は何して、あそぼーかな。

 

幸も不幸も選べるほどに、私は自由だ。

 

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