《目次》
⑴西野さんを長久手にお招きしたかったワケ
⑵コミュニティ形成のイベントづくり
⑶イベント計画段階で、発揮した力
⑷イベントを開催するにあたり、気をつけた“ない”こと(←いまココ)
⑸ゲスト選びと参加者選び
⑹当日の参加者の動き
⑺イベントの後で・・・
イベント開催について、気をつけた“ない”こと
❶チラシがない
開催告知にあたり、チラシを作りませんでした。そもそも、パソコン作業が苦手な私。手描きの説明文を書いて、コピーして、手渡ししていきました。たくさんの案内を出すメリットは、《勝手に営業してくれることにある》と思うんですが、いろんなところに置かれているチラシに勝てる自信はありませんでした。それなら、いっそ、チラシなしでやってみようと。
❷ネット受付をしない
いろんな条件が重なり、イベント告知・受付をネット上でしないことにしました。それがとってもおもしろくて。結果、対面でイベント趣旨を説明して、そこに賛同できる人が参加する、ということになりました。西野さんが自分の独演会のチケットを手売りしていることを知って、マネしたんです。あと、実際に西野さんに興味を持った人がどんな人で、どんな人生を歩んできた人か知りたかったんです。イベント説明会と称して、2時間も話し込むことも少なくありませんでした。
❸プログラムがない
イベントスケジュールを何となく立てていたものの、参加者が関われるように「スキマ」だらけにしておきました。メインの会場の他にも使用できる場所はあったのですが、そこのスケジュールをぽっかり空けておきました。そのことで、参加者から提供したいプログラムを出し合いながら、イベント前日まで検討し、いや当日も行き当たりばったりで提供していただいた“ゆるいプログラム”もありました。
❹食事・プログラム参加にお金がかからない
食事をとるのも、何かのプログラムに参加するのも、全てフリー。みなさんの善意でまわる1日でした。その場で出会った人におすそ分けしたり、好きな映画を一緒に観たり、子どもが喜ぶ遊び場をつくったり、雨で中止になった“逃走中”の代わりに“宝探しゲーム”が始まったり。そこにいるみんなが、イベントを楽しむために考えたことを実践していました。
❺受付がない
困ったことがあっても、正解はないのでその場にいる人が判断する。それで、全ての場所がまわっていました。責任の所在がない、のではなく、その場にいるみんなが「自分事として」決める力あるいは調和する力を発揮してくれました。
❻自信がない
あー、これは言いたくなかったことですが…私自身の話。過去3回のイベント開催経験あり。そのうち2回は仲間内の勉強会、3回全て25人規模の集客。その経験値でよく500人を集めようって思ったな、と自分でも感心します。無知ってすごい!で、やっぱり500人規模は私の想像をはるかに超えていて、開催前は『何かあったらどうしよう?』と眠れず。当日だって、やっぱり思考がキャパオーバーで、ん〜、なんかもう【神だのみ】状態でした。それでも仕掛け(チームで参加)が功を奏して、1日を無事に終えることができました。ちなみに“神”は参加者1人1人のこと。
私の『魔法のコンパス』ちゃんと、働いてくれました。ありがとう!